Bonjour そのこです!
先日「フランコフォニア ルーヴルの記憶」の試写会に行ってきました。
「ルーヴルのないフランスは必要か」
冒頭のとあるシーンの後、こんな語りがされるこの作品。
第二次世界大戦中、ルーヴル美術館の芸術作品を戦火から守ったふたりの話が中心に繰り広げられます。
当時のルーヴル美術館館長ジャック・ジョジャールと、ドイツ軍将校ヴォルフ・メッテルニヒ。
ふたりはもちろん敵ですが、芸術品を守る使命で繋がっていきます。
ルーヴル美術館は223年、要塞、宮殿、美術館と形を変えながら、
時を超えヨーロッパを見続けてきました。
フランスが世界に誇る美術館。
美術館自体も素晴らしいですし、所蔵品総数も50万点を超えるそうです。
訪れたことがある方も多いと思いますが、
芸術品たちがつくり手の元を離れ、どのような時間を過ごしてきたかを考えたことはありますか?
わたしは絵画に興味があり、好きな画家の生涯などは気にしたことはありますが、
そのようなことを考えたことはありませんでした。
そんなルーヴルが見た一大叙事詩の映像化。
ルーヴル美術館で撮影された美しい芸術作品、歴史的な映像、
演者のシーン(上記ふたり)、監督とのやり取り・・・様々なことが織り交ぜられています。
終わって、色々なことを考えさせられる作品です。
戦争はいつか終わり、人にも終わりがありますが芸術品は生き続けます。
肖像画が描かれ残った人々こと。その眼差しが見つめるもの。
ルーヴルの芸術作品が守られた一方、戦争によって失われたものは・・・
そもそも芸術作品が‘集められた‘ということは・・・
またドキュメンタリーの見せ方として、映画って面白いなとも感じました。
今までわたしが観てきた映画には割と偏りがあり、自分からは選ばなかったような作品でしたが、
今回試写会の機会をいただいて、普段考えないようなことを考えるいいきっかけになりました。
これを機に色々なジャンルの映画を観てみたいなぁと思います。
「フランコフォニア ルーヴルの記憶」は10/29土曜よりロードショーです!
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