みなさま、Bonjour! こんにちは!
本日はパリにあるレ・アール(Les Halles)についてお話ししたいと思います。
パリへ旅行に行かれた方でしたら、きっと、”レ・アール”についてご存知の方も多いかと思いますが、
パリの地図のちょうど中心に位置する、名前のよく知られた場所です。
もともと、レ・アールは、何の場所だったと思いますか?
”パリの胃袋”と呼ばれた中央卸売市場でした!この市場、実はとても長い歴史をもつんです。
この市場が建設されたのは、なんと、パリの世界遺産・ノートルダム大聖堂よりも古い1137年のことなんです!!
それから800年以上の時を経て、1969年、市場は、オルリー空港近くにあるランジスという土地へ移されました。
そして旧市場は、改装後、フォーラム・デ・アール(Forum des Halles)という名前で商業施設として
様々な人々でとても賑わう場所となりました。
そこからさらに、2010年再改装工事が始まり、昨年2016年に工事は完了しました。
(”Les Halles” en 1895 par Léon Lhermitte フランス人画家レオン・レルミット作)
(1962年に撮影されたLes Halles)
(見慣れたLes Hallesの姿)
(今のLes Halles!)
時代とともにどんどん変化していますね!個人的には19世紀のレ・アールを自分の目で見てみたい気がします。
ところで、なぜ、”中央卸売市場”のことを”パリの胃袋”と呼ぶようになったのでしょうか。
それは、ゾラ( Émile François Zola )の著書である
< Le Ventre de Paris (日本語タイトル:”パリの胃袋”) >から来ています。
パリの全市民の胃袋を支える市場を舞台にした話を描いていることから次第にこの市場のことをこのように呼ぶようになったそう。
また、レ・アールの辺りには、おしゃれなブティックやおいしいものを売るお店、素敵なカフェがいっぱいあります。
特に、レ・アールの北部にある、
”rue Monmartre (モンマルトル通り)”、”rue Montorgueil (モントルグイユ通り)”、
それからEtienne Marcel駅(エチエンヌ・マルセル駅)周辺は、歩いているだけでも飽きませんよ!
お勧めの場所です。
みなさまもパリに行かれた時には是非、この界隈を訪ねてみてくださいね!
それでは、à la prochaine!
ゆみこ
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