Bonjour フレッドです。
今日はパンオショコラ pain au chocolatを通して、フランス人歌手、フランスでの話題など・・・
フランスやフランス人について、いろんなことをお話します!
先日のスタッフのゆうこのブログは
フランス人にとってクロワッサンのような甘いパンは、パンのカテゴリーには入らないという記事でしたが、
では“Pain au chocolat”は甘いのに、painというのではないか??どうしてですか?というコメントがありましたね。
まずWikipediaに載っていることを見てみましょう: リンクはこちら
« パン・オ・ショコラ (Pain au chocolat)は、フランスの菓子パン。
南西フランスやカナダのケベック州ではショコラティーヌ(Chocolatine)と呼ばれる。
四角い形に成型したクロワッサン生地の中に、二筋のチョコレートだけが詰められている。»
Pain au chocolatとchocolatineという2つの言い方はマップで現れます:
こちらより引用
当校には南西地方出身の講師が二人いますので、聞いてみたんです。
そうしたら、なんとあるパン屋では同じpain au chocolatを2つの違う名前で売っているのですが、値段が違う!!!
chocolatineの方がpain au chocolatより安いです!
可愛い意地悪ですね。
パリからこの地方に来る観光客がパンオショコラを買いたい時に、chocolatineという言い方を知らないと、
高めで売っているpain au chocolatを買ってしまうって・・・日本ではありえないですね。
でも、パン屋にいる地元の人を見て、“あ!この人は地元じゃない、きっとパリの人だ、騙されてる!!”
そして、私はパリ地方出身その後南東の地方にいた人間ですので、chocolatineという言い方を知らなかったし、
一方で南西出身のフランス人講師にとっては、pain au chocolatという言い方は変に聞こえます。
それでは、パンオショコラのパンはパンではないのに、どうしてパンをいうかというと
”Suivant le chocolatier Nicolas Berger,
le pain au chocolat consistait autrefois en un petit pain ou un morceau de baguette
fourrés d’un morceau de tablette de chocolat noir donnés aux écoliers pour leur goûter.
Il a ensuite été confectionné avec de la pâte feuilletée à croissants »
つまり、昔はpain au chocolatというのは名前の通りバゲットかパンの中にビターの板チョコの一部を入れて、
小学生のおやつで配られていたものです。
そのあと、クロアッサンと同じ生地でチョコレートを入れてpain au chocolatの名前で売られ始めたわけです。
では、pain au chocolatはパンのカテゴリーに入らないのにどうしてパンpainと言うのでしょうか?
昔は子供のおやつとして、バゲットの中にチョコレートを入れていましたので(今でもそうする人います)
当然にpain au chocolatといっていましたが、その後クロワッサン生地の中にチョコを入れて売ったパン屋がいるので、
そこから日本でも知られているpain au chocolatが誕生しました!。。。
でももうパンじゃなくなった。。。
そして、pain au chocolatの他の話ですが、
2016年にある政治家はpain au chocolatの相場を知らなくて大ブーイングされました。
その時のLe Figaroの記事はこちらです。
本来1ユーロ程するものを、この政治家は0.10ユーロ~0.20ユーロだとテレビで言ってしまったため、
この人の感覚は国民とかけ離れているので、いい政治家になれないと批判されました。。。
まあ、日本人でいうとおにぎりの値段を150円ぐらいというより、20円と答えたら、食べていないって証拠ですね。
この政治家の間違った発言はプチスキャンダルになって、あるパン屋さんは、0,15ユーロで売ることを決めました:
フランスはやはりパン食の国、人々はパンの話題になると敏感ですね!
さあ、まだpain au chocolatのお話は終わっていないんです。
日本人もみんなご存知の曲“Les Champs-Élysées”(オーシャンゼリゼ〜♪)をうたう歌手は
pain au chocolatについても歌を作っていたんです。
しかもかなり聞き取りやすいです。
有名だったJoe Dassinという歌手で、元々New York出身のFranco-americainでした。
彼の歌は割と聞き取りやすいので、メロディはちょっと古いですが、良い勉強になりますよ。
聴いてみて下さいね。
画像はYoutubeより
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