Bonjour, c’est Fred.
今回はフランスの数字についての面白い話をしますね。
フランス人は、70という数字からとても興味深い数え方をします。
60までは<soixante>ですが、70になると<soixante-dix>といいます。
<dix>は10です。つまり、70を<60+10>と数えるわけです。
そして80は<quatre-vingts>。これは<4×20>という意味。
さらに90は<quatre-vingt-dix>=<4×20+10>!!!
でも、同じフランス語を話しているスイス人やベルギー人の数え方は違うんです。
70を<septante>、80を<octante/huitante>、90を<nonante>と言っています。
なるほど、この方が自然で納得のいく数え方ですよね。
ではなぜフランスではこのような数え方になったのでしょう?
80<quatre-vingts>について調べてみました。
中世(1000年前)では、20をひとつの単位として数えていました。
例えば30なら、<vingt-dix (20 + 10) >と言っていました。
Saint Louis (Louis IX)という最も素晴らしいフランスの王様は、
1260年、目が見えない人のために、l’hôpital des Quinze-Vingts(15×20)
つまり300人の目が見えない人を受け入れるための場所(病院)を作りました。
300 <trois cents>という数え方は当時存在しなかったので、<quinze-vingts(15×20)>と言っていました。
-wikiはこちらより
その後、trente, quarante, cinquante, soixante という数え方が広まりました。
17世紀になると、正式にsoixante-dix, quatre-vingts, quatre-vingt-dixが認められました。
septante, octante, nonanteという単語もEditions du Dictionnaire de l’Académie françaiseに登録されましたが。
さて、なぜフランス人はスイス人やベルギー人と同じようにシンプルな数え方に変更し継続しなかったかということですが…
実はこの疑問はミステリーのまま。
どなたかご存知でしたら、教えてくださいね!
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