Bonjour そのこです!
今日はフランス発の美しくユーモア溢れる本のご紹介をいたします。
『だれも知らなかった お姫さま図鑑』
作者は、Philippe Lechermeier (フィリップ・ルシェルメイエル)
フランス・ストラスブール生まれ。
世界各国を放浪後にさまざまな職業を経験。
後にフランス文学と歴史の教員になり、やがて娘のためにお話を作るようになったそうです。
絵は、Rebecca Dautremer (レベッカ・ドートゥルメール)
フランス・ギャップ生まれ。
パリ国立高等装飾芸術学校在学中から才能が見出されていたイラストレーターです。
訳者は、石津ちひろさんです。
石津さんが訳されたフランスの他の絵本はこちらのブログでも紹介したことがありましたね。
沢山のフランス語の本を訳されている方ですよね。
この『お姫さま図鑑』、フランスでは有名らしく当校の女性講師も「知ってるよ!」と言っていました。
フランスでは子供向けの絵本コーナーにあるようですが、大人が読んで楽しめる本でもあります。
その名の通り、一風変わった誰も知らないお姫さまばかりの図鑑です。
表紙の赤、とってもきれいです。このお姫さまの名前、なんと「ゲリラ姫」!!
天使の顔をした悪魔。おそるべき姫。・・・だそうです。
本の中で紹介されているときは、お顔にある小物をつけていますよ・・・
他のお姫さまも少しだけをご紹介しましょう。
満月と孤高のクマのあいだに生まれた、七番目の娘「七日月姫」。
その姿を目にすることができるのは、4月1日だけという「ウナギ姫」。
「ものわすれ姫」や「さすらい姫」という名の姫もいますよ~
こちらは「すやすや姫」です。とても幸せそうに寝ていて彼女を見ていると肩の力が抜けていきます。
(寝ている赤ちゃんを見ているのと同じような感覚)
とってもたくさんのお姫さまが紹介されていますが、
時には庭や森、旅などお姫さまにまつわる様々なもの、こと
世界地図や宮殿(住まい)なども描かれていて、世界観が素晴らしいです。
世界各国を放浪した経験がこのような想像力を生むのに活かされているのでしょうね。
画集のようでもあるのでパラパラめくってきれいな絵を眺めてもいいですし、
細かい文字でたくさん書かれている解説がどれも面白いので、隅々まで熟読しても楽しくなります。
学校に置いておきますので、是非手にとってみてくださいね~!
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