こんにちは、園子です!
先日ボルドーに行って来られた生徒さんから、こんなお土産を頂きました。
これ、何だかわかりますか?
マカロンなんですよ!
マカロン・ド・サンテミリオンといって歴史のあるお菓子の一つです。
サンテミリオンSaint-Emilionとは、ボルドーのそばにある地区のこと。
古い歴史があるところで、世界遺産の場所としても知られています。
ワインが好きな方ならご存知かもしれません。
photoは観光局のサイトより
このマカロンは中世から修道院で作られていたとか・・・
フランスの地方菓子には修道院生まれのものが色々あり、マカロンもそのひとつ。
マカロンは、聖テレーズ・ダヴィラの『肉を食べない修道女にはマカロンを食べさせましょう』という教えとともに、
各地の修道女たちにその製法が伝わったと云われています。
肉食を禁じていた修道院では、栄養価の高いアーモンドと卵白を使ったマカロンはうってつけだったようですよ。
マカロンだけではなく、カヌレなども修道院でつくられていたようですが、
何故、修道院でお菓子づくり?と思いますよね??
家の造りが整っていなかった中世ヨーロッパにおいて、各家庭でオーヴンを持つことは困難。
そこに目をつけた修道院や教会、封権領主などが、
農民に税としてバターやはちみつ、卵などを納めさせてオーヴンを使わせていたとか。
これらを材料に修道院でお菓子づくりがはじめられたんですね~
修道院は基本的には自給自足の場、美味しいものを食べたい一心でつくられたお菓子は、
たくさんの人々に受け入れられたようですね。
サンテミリオンだけでなく、他の土地にも修道院で作られていたと言われる昔ながらのマカロンが今でも残っています。
マカロン・ド・サンテミリオンは、下の写真のように、紙にくっついたまま箱に入っています。
この紙に生地をのせて焼くのでしょうか・・・?
箱もとても可愛いです♪
私達がパティスリーなどでよく目にする色鮮やかなマカロンは、
いわゆる”マカロン パリジャン”と呼ばれるもので、
修道院での伝統的なマカロンが発展して、このような見た目も楽しいお菓子になったそうです。
インターネットでマカロンについて色々調べてみると興味深い情報が載っていて、
このようにあるお菓子の歴史をたどってみるのも面白いなと感じました。
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