みなさまBonjour ! こんにちは!
ゆみこです。
前回に続いて、パリで訪れたところのお話をしたいと思います。
フランスへの出発直前、
日本人ピアニストの辻井伸行さんのコンサートがパリで開催されることを知りました。
ちょうどパリ到着日の翌日。すぐにオンラインでチケットを購入しました。
フランスでは、コンサートチケットには大きな価格差があります。
例えば今回のコンサートでは、5€~65€の間で、6つのカテゴリーに分かれていました。
私は下から2番目の10€の座席に決定(それにしても驚きの価格!)。
但書には”visibilité réduite”とあります。どうやら舞台全体は見えない様子。
初めてのコンサート会場<Théâtre des Champs Elysées(シャンゼリゼ劇場)>ですので
どんなふうだかわかりませんが、それもまたお楽しみということで…。
さて当日!寒いさむ~い中、20時開演の会場へ向かいました。
劇場の名前に<シャンゼリゼ>とあるので、シャンゼリゼ通りにあるかと思いましたが、
最寄り駅はAlma Marceau(地下鉄9番線)で、セーヌ河を渡った先にはエッフェル塔があります。
前日はいろいろと食べ過ぎたので(レストランのことはまた後日)、
Châtelet(シャトレ)駅から歩いて会場へ向かうことにしました。
歩いている途中で、”Café Verlet(カフェ・ヴェルレ)”の前を通ることに気が付きました。
パリに住んでいた時、家が近くだったので好きでよく行ったところです。
こちらのカフェはSaint Honoré(サントノレ)通りにありますので、
ルーヴル美術館やオペラ座を訪れた後、休憩するのにいいかもしれません。
二階建ての素敵な内装のカフェ。おすすめします!
今回は食べ過ぎで弱った胃腸のためにコーヒーではなく”tisane(ハーブティ-)”を注文しました。
ここでは初めてのtisaneの注文。
お茶パックの中には、いろいろな種類のハーブが詰め込まれていて、これがいい香り~。
あまり飲む機会のないハーブティーですが、とってもおいしかったです!
そのうえ、身体も次第にほかほかしてきます。飲んでいて気持ちも落ち着いてきます。
tisaneを飲んでこんなに気分が良くなったのは初めて。
(café verlet。お向かいにはオシャレ陶磁器で有名な”Astier de Villatte”があります。)
さて、話をコンサートに戻しましょう。会場には日本人の方がたくさんいらっしゃいました。
劇場の外観は夜の暗闇のせいではっきり見えなかったので”わお~”なんていう驚きはなかったのですが、
内装は大変素晴らしかったです。
劇場は、”コンクリートの父”と呼ばれるAuguste Perret(オーギュスト・ペレ)が設計し、
1913年に完成しました。鉄筋コンクリートを全体に使って建てられたパリで最初の劇場です。
(wikipediaより拝借)
さて、開場後、自分の席を探しました。が、これには思った以上に時間がかかり…。なぜかというと、
こんなふうだったからです↓ そのうえ階ごとの目印もよく理解できず…。迷いました!
(会場の廊下)
扉をそっと開け、中に入りました。わあ素敵~~!
(公式インスタグラムより拝借。こんな感じ。)
でもピアノが…!辻井さんが…!全く見えない…!!
やはり注意書きの通りでした。しかししかし、まさかここまでとは!
乗り出せば舞台は見えますが、演奏中にそんなことするわけにはいきません。
が…少なくとも音は聴こえてくるようですからよしとしましょう…。
youtubeでしか聴いたことのない辻井さんのピアノでしたが、
鍵盤を通して直接伝わってくる音は生き生きと輝きを放って私の耳まで届きました。
最後は大きな拍手に包まれ、辻井さんはドビュッシー、カプースチン、ショパンをアンコールで演奏されました。
最初から最後まで、どの曲目も素晴らしく、パリの旅の1ページを美しく飾ってくれたことは言うまでもありません。
コンサート会場も素敵でしたので、なんだか夢のようなひと時でした。
まるで昔を生きているような…。
さて、コンサートの後は軽く一杯。カフェで気軽に一杯できるのがフランスの良いところ。
今振り返っても、なんて良い一日だっただろう!と思います(毎日こんなふうならいいのに)。
では次回もパリ話をしたいと思います。
それでは、à la prochaine!
ゆみこ
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