Bonjour そのこです!
先日、箱根ポーラ美術館に行ってきました。
『Modern Beauty フランスの絵画と化粧道具、ファッションにみる美の近代』開催中です!
わたしにはとても興味深い展示でした。
美術短大でファッションの勉強をしていたことから、フランス、フランス語に興味を持ち始め、また当時は絵画展もよく行っていたのです。
19世紀から20世紀の絵画に描かれた女性の美の移り変わりと、各時代のファッションやメイクがどのようであったかを見比べられるようになっていました。
実際に描かれたものと同じようなドレスの展示もしてあるのが良かったですよ!
フランスの詩人、シャルル・ボードレールは、1863年に発表した「現代生活の画家」において近代性を描くことを称揚し、
それまで絵画は歴史や物語が描かれるのが主流でしたが、同世代の風景や風俗が新たな題材に選ばれ描かれていったようです。
ファッションやメイクも重要な主題となったのですね。
また産業革命によってファッションをめぐる状況も大きく変化しました。
オートクチュール(haute couture)が誕生し、百貨店で既製服が購入できるようになり、
人気のスタイル、ファッションが雑誌などにより女性たちに広まるようになったのです。
20世紀に入ると、女性は社会進出やスポーツまた旅行などの新たな生活習慣によって、ファッションはより活動的で機能的なものに変化していき、
画家たちも新しいファッションに身を包んだ女性たちを数多く描きました。
このようにファッションの変遷を辿れるのも興味深かったのですが、100年前の女性たちの日常を見て取れるのも面白かったです。
19世紀の女性は、一日の中で様々な装いを楽しみます。
朝、メイクルームでドレッシングガウンで身づくろいをし、室内ではルームウェアでくつろぎ、夜会などの外出時には華やかなドレスに着替えています。
人目に触れない日常・・・
お化粧の様子や浴室での姿を描いた作品と同時にメイク道具、美しい花柄の洗面セットの展示もあり、
どんなものに囲まれて毎日を過ごしていたか垣間見ることができましたよ!
展覧会は9/4まで開催されています。
夏に箱根に行かれる方、是非どうぞ!
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