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絵本【LA SURPRISE DE NOËL】

Bonjour そのこです!

先日、住んでいる町の中でいちばん大きな図書館に行ってきました。
その図書館では洋書も借りることができ、フランス語の本もあります。

その日は急いでいたので洋書本棚には行かず、お目当ての本だけ借りて帰ろうとしたとき、
出入口に「世界のクリスマス」という絵本のコーナーができていたのでちょっとのぞいてみました。

みなさん、「ぐりとぐら」ご存知ですよね?
沢山シリーズがありますよね。
私も自分が子どもの時も読みましたし、息子にも読み聞かせをしました。

「ぐりとぐらのおきゃくさま」のフランス語版がありました!
題名は「LA SURPRISE DE NOËL」

思わず手に取り貸出カウンターに引き返しました。

La Surprise は、”驚き、予期せぬ出来事(物)”です。
Noëlは”クリスマス”。
題名の上には、Les aventures de Guri &Gura と書かれています。

雪の中、ぐりとぐらが大きな足跡を見つけるシーンから始まるこの物語。
フランス語版だと、題名で何の足跡か分かってしまうかも・・・?!

日本語の絵本も借りてみて、読み比べてみました。
いくつか知らない表現があって興味深かったです。

例えば、足跡が何であるかを確かめることにしたぐりとぐら。
「じゃあ、だれのか しらべてみよう」に対して
「よしきた」と返事をしているのですが、
そこが、-Oui, allons-y, il faut en avoir le cœur net ! となっていました。
en avoir le cœur net は、”事をはっきりさせる” です。

また、ぐりとぐらの家の玄関で大きな長靴を見つけるシーン。
「なんだか、こわいなあ」
-Je ne suis pas du tout rassuré, dit Gura.
全く安心できないとぐらが言っていますね。
日本語でも幅が広い感情表現は、シチュエーションと一緒にみていくと理解しやすいですよね。

ちなみに、フランス語版の背表紙には日本のものにはない文章もありました。


息子が成長し、図書館の絵本コーナーにすっかり行かなくなっていましたが、
また他のフランス語絵本も借りてみたくなりました。
今度はフランス語訳の日本の絵本ではなく、フランスの絵本も探してみようと思います。

みなさんも色々な方面から、フランス語に触れてみて下さいね!


↑こちらは日本語版


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DATE : 2024.11.30