Bonjour そのこです。
渋谷区立松涛美術館で開催されている
「没後120年 エミール・ガレ展 奇想のガラス作家」を観てきました!
Charles Martin Émile Gallé(シャルル・マルタン・エミール・ガレ)は、
フランス北部 Nancy(ナンシー)生まれ。
Art nouveau(アール・ヌーヴォー)のガラス工芸品が有名ですよね。
この展覧会はガレの初期の頃の作品も鑑賞することができ、
ロココの美術様式などから着想を得たという花器などは小花柄で可愛らしく、
他にも騎士とアザミが描かれたのカラフェとグラスのセットやジャンヌ・ダルクがモチーフになっている花器もありました。
また日本など東洋の影響を受けて作られたものも観ることができました。
色々な性質を持つガラス。
1878年のパリ万国博覧会のときに開発したという「月光色(Clair de lune)ガラス」は、
酸化コバルトを使用していて青みを帯びた透明な素地。儚く美しかったです。
また、緑の生地のウランガラスは明かりを取り込むと光り輝くというもの。
こちらもいい色でした。
ガラスの魅力を最大限に引き出していたガレ。
素材や性質に加え、様々な技法を駆使していました。
自然を愛し植物学者でもあったガレの作品は、よく草花や昆虫が描かれていますよね。
そのようなガレのイメージの作品も沢山あり、あらゆる技法で表現されていて目を見張るものがありました。
また飾り棚などの家具も数点展示されていましたよ。
木目をそのまま生かしつつ描かれた模様、綺麗な曲線・・・とても美しかったです。
詩文が彫られたものもあり、もちろんフランス語なので見入ってしまいます。
ガレは文学的な志向もあったようで、詩や文章が刻まれているガラス作品は多くあります。
どのような気持ちで詩などを選んだのでしょうか。どのようなメッセージが含まれているのか・・・
そのことがとても気になりました。
実は、美術短大で服飾を学んでいた私の卒業制作のテーマはこのエミール・ガレでした。
直線が無いようなデザインにしていますね。ボタンも手作りしました。
写真では見にくいですが、足元の明かりは薄紙に直に絵の具を載せていき立体感のある花を描いてガレ風にして作りました。
懐かしい。
アール・ヌーヴォーが好きな学生でした。
展示会は6/9までの開催です。
是非、ガレの世界に足を運んでみて下さいね。
↑猫や犬の陶器も展示されていますよ~
(こちらのみ撮影可能です。)
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