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Musée du Louvre. Peinture de genre. Scenes de la vie quotidienne.

Bonsoir! りょうこです。

先日、国立新美術館で行われているルーヴル美術館展に行ってまいりました。
テーマは”日常”。
古代のものが少しと、16-19世紀のヨーロッパの絵画が揃っていました。
有名なもので、フェルメールの天文学者-フランス語題:L’Astronome
やムリーリョの物乞いの少年(蚤をとる少年)-フランス語題:Le Jeune Mendiant
は、多くの方が教科書などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

wikiより
こうやって見てみると、 絵画の中には、神話や聖書にちなんだものが実に多くありました。

”アモルを売る女”という日本語タイトルの絵画があり、 ”アモルって何?!”とタイトルを見ると、 Marchande d’amours=cupid そう、キューピットでした。 キューピットは神話に出てくる、愛をとりもつ妖精です。
他にもキリストの言葉(聖書)に出てくる パンと赤ワインもよく出てくるモチーフです。
その時代の信仰心の深さというか、生活に根付いている様子が絵画で表現されていました。
私は日本に生まれ育ち普通の日本人と同じように?なんとなく仏教徒?なくらいですが、 何かを信仰するということは(極端なカルトは別として・・・) その国の文化の中で根付いていて、 知らないうちに自制とか向上とかについて考える点で、大切なことの1つだと思っています。
いつの時代も人間の生活には、神話や宗教が実は知らないうちに身近にある・・・
これらが全くなくなってしまうと、バランスが崩れてしまうのかな・・・と思ったりします。
(繰り返しますが、極端なカルトは別として・・・!)

絵画を見ながら、時代は大きく違えども、人々の日々の生活というのは いつの時代も同じようなものだったのかな~なんて思いをはせてしまいました。

数年前より20年の間、日本のテレビ局とルーヴルのコラボが始まり文化的な活動が行われるとのことで、 今回のこの催しもその一環の展覧会です。 今後どのような活動が日本で行われるのか楽しみですね!

ルーヴル美術館展 日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄
Musée du Louvre. Peinture de genre. Scenes de la vie quotidienne


DATE : 2015.05.11