春の自粛期間中に息子がはまっていたけん玉。
ある日、「けん玉はフランス発祥みたいだよ」という話を聞いてびっくり! こまやけん玉のような木のおもちゃは、日本古来のものだと思っていました。
けん玉はフランス語で、bilboquet 。
Wikipediaにはこのような↓油絵も載っていましたよ。
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けん玉の起源については色々な説があるようですが、いちばん古い記録は16世紀頃のフランス。
でも、フランスから日本に伝わった証拠となる文献は確認されていないそうです。
こちらは、フランス16世紀の銅版画。けん玉の資料としては最も古いものです。
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子供だけではなく貴族や上流階級の人々もこのbilboquetで遊んでいて、 国王アンリ3世までもが好んで遊んでいたそうですよ!
貴族のbilboquetは、象牙などが使われていて彫刻が施されていたみたいです。
そういえばこの春に、けん玉が得意なタレントの方がテレビで技を披露したのを見たときのこと。
部屋には高級なけん玉が飾ってあり、それを見て、けん玉には色々な素材のものがあり、オブジェにもなるのだなぁと思ったのでした。
フランスでは、19世紀後半から20世紀前半にかけてbilboquet一大ブームがあったそう。
このブームの中心は大人で、bilboquetを自作する人が多く、形も様々で、 中には馬車の車軸を使った大きなものもあったとか!すごい大きさですよね。
現在でも見られるフランスの典型的なbilboquetはこちらです。
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ちなみに息子に「もっとうまくなりたいからけん玉協会のやつが欲しい」と言われ購入したのがこちら。今は日本のけん玉もとてもカラフルで驚きました。ほかにも沢山の色がありましたよ。
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またまたある日、夫のお店でけん玉をしていた息子。
お店に来ていたお客さんが「僕の店の名前は、フランス語でけん玉という意味なんだよ」と。
「bilboquetですね!」と咄嗟に答えたわたし。
以前から赤坂にあるお店だとは聞いていたのですが、店名は知らなかったのです。
調べるとすぐに分かりました。
「le bilboquet」とっても美味しそうなビストロ!今度行ってみようっと!
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