今回は私の好きな料理の本をご紹介します。
その名も、
「修道院のレシピ」
名前だけでなんだかワクワクしませんか?
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この真っ黄色の装丁に惹かれて手に取ったのが出会いでした。
昔、ブルターニュ地方の、とある修道院が行っていた花嫁学校的な料理教室で使用していたレシピ集です。
この本が日本で出版される経緯も序文に書かれているのですがそれもとても素敵です。
しかし作り方は割とおおざっぱに書かれていて、
作る分量も多く、なかなか実用的とは言い難いかもしれません。
例えば、ポトフ。
寒い冬に嬉しい日本でもおなじみの料理ですが、分量にはこう書いてあります。
<材料>
肉:1㎏
骨髄
野菜:にんじん、ポロ葱、かぶ、たまねぎ、ルタバガを合せて1㎏
セロリ1本
ブーケ・ガルニ
水:3~4リットル
などなど(以下略)
骨髄の量はどのくらい?
野菜の分量、まとめて1㎏なのに何故セロリだけ1本?
水の量、1リットルも幅があるのに記載の塩の量は同じ!
その他、日本ではあまりお目にかからない道具が出てきたり、
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(↑本より)
材料が手に入りにくいものだったりと、
実際作るに当たっては料理に慣れていないと一見取っつきにくく感じるかもしれません(一部は日本向けに変更されています)。
今どきの料理本と比べると写真も多くはありません(でもとても綺麗です!)。
そのかわり、素朴ですが滋味溢れる料理の数々は、
その当時の女子高生の実習風景や家庭の食卓に思いを馳せられる、読んでいるだけで楽しいレシピ集です。
料理名がフランス語で書いてあるので単語の勉強にもなります!
今ではkindle版も出ているようなので興味を持たれたら是非読んでみて下さい。
当校のブログで、料理に関する記事の一覧はこちら:
purée de pommes de terre じゃがいものピュレ
ムール貝のワイン蒸し~Moules marinière~
フランスのじゃがいも料理!
lentille:レンズ豆
豆だらけ
フランス語レシピサイト: Marmiton
”saucisson” (ソシソン)
お米のデザート Riz au lait
ヴィシソワーズ Vichyssoise
フランス語学校 スタッフブログ パリで食す最高級の生ハム
シュケット(Chouquette)
Chocolats! バレンタイン
L’histoire du chocolat~チョコレートの歴史~
カスレ Cassoulet
簡単!おすすめ!フランス家庭料理&地方料理 TOP10
バスクの家庭料理ピペラード
パンのレシピ
フランス料理のレシピ
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