ゆみこです。
今回は日曜大工についてお話ししたいと思います。
随分前から日本ではDIYが流行っていますよね。
ホームセンターがあちらこちらにできたり、本屋へ行けば、DIYについての専門書コーナーがあったり。
いたるところでDIYの文字を目にするようになりました。
フランスではこれが流行りというよりも、日常生活あるいは余暇のひとつとして定着しているようです。
ちなみに、フランスでは「DIY」という言い方はあまり せず、「Bricolage(ブリコラージュ)」と言ってます。
先に書いた「日曜大工」という日本語訳がぴったりでしょうか。
フランスのbricolageは日本ほど構えた感じはありません。
単に、物が壊れたら新しいものを購入する、という考えよりは
修理したり、何かを作るという考えが当たり前のこととして浸透しているからで はないかと思います。
壁の塗り替えから家の修理まで、なんでもござれ!という感じ。
実際、ブリコラージュ市場の売り上げはインテリア市場のそれと比較すると 約2倍も違うらしいです。
おぉー!すごいですね~
Briolageについて紹介しているサイト(インテリアの参考にも!)
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(DIY前 上記HPより)
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(DIY後 上記HPより)
こんなに日曜大工が盛んな理由として考えられるのは、フランスは賃貸のアパートでも壁に好きな色のペンキを塗ったり、
壁に家具を取り付けたりと好きなようにカスタマイズできることが大きいかな、と思います。
あとは、古い住宅が多いので、引越先で修復や修理が必要になる機会が多いことも理由のひとつかと思います。
そして・・・これはあくまで、私個人と周りの友人の経験談ですが・・・、一応 書かせていただきます!
家の中のどこかが壊れて修理屋さんに連絡しても、まず、来てもらう日を決めるのが大変なんです(なぜ!?)・・・。
そしてその難関を乗り越えたとしても、当日、時間通りに来てくれなかったり、日にちを間違えて来ちゃったり・・・。
工事もすごく遅くて、仕上がりも悪いことが多く。工事のあとの掃除をしませんし、ついでに他の場所も汚してくれたり。
さらに法外な金額の請求もされたりで精神的にも疲労困憊・・・。よくわからないけどくたくた・・・、
こんなことなら自分で少しでも勉強して直せばよかった!と思うことがあります。
なのでフランスのブリコラージュ市場が大規模なのは、こういう背景もかなり影響してるのではないかと思うわけです。
ちなみに!余談ではございますが、先月わたしは引越しを致し、
DIYオッケーという大家さんからの許可をもらったうえで簡単な棚を作って、壁に取り付けました!
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(ゆみこ作の棚)
ホームセンターで切れ端の木材を購入し、ペンキを塗り、釘で棚を作り、棚を壁 に取り付ける。
どれもが初めての経験で、失敗もたくさんしましたが、とっても楽しかったです。
立派な家具を作るのは長い経験が必要になりますので難しいですが、
こういう簡単なものでしたら、思いついたらすぐに作れそうです。
自分の思い描くものがかたちになるって素晴らしいですよね!
それではà la prochaine !