猛暑の毎日、いかがお過ごしですか?
先日、東京ステーションギャラリーで開催中の
「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン Jean-Michel Folon」展を観てきました。
ジャン=ミッシェル・フォロンは、20世紀後半のベルギー出身のアーティストです。
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当校にも美しい色彩のチラシが置いてありますよ。
フォロン財団の展覧会の紹介ページはこちらです。(フランス語)
展覧会のタイトルは、フォロンが生前に実際に使用していた名刺「FOLON:AGENCE DE VOYAGES IMAGINAIRES」(フォロン:空想旅行エージェンシー)からつけられました。
フォロンを案内人として、その作品世界に連れて行ってもらうという趣旨です。
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今回の展覧会は、5章に分かれて300点近い作品がありました。
会場に入って出迎えてくれるのは、頭に「?」マークをのせたブロンズ像。
作品名は「1番目の考え」。
1章~エピローグのタイトルには全て「?」がついています。
フォロンは自分がつくったものを見た人に色々なことを自由に考えて欲しいと思っていたそうです。
「プロローグ 旅のはじまり」という章から始まるのですが、私はいちばんこの章が良かったです。
墨のみでシンプルに描かれたフォロンの初期の作品や、
身近にあるもの(コンセントのカバー、帽子、木材)を「顔」に見立てている作品が可愛らしく私は好きでした。
次は「第1章 あっち・こっち・どっち?」
フォロンのお気に入りの矢印がいっぱいありました。
矢印が氾濫する現実が描かれています。写真もありました。
続く第2章からエピローグは、ポスターなどメッセージ性の高い作品が多かったです。
やわらかな色彩の中に強いメッセージが込められていて、考えさせられました。
最後に会場を出た後には映像もありました。
「LA VIE D’UNE SCULPTURE」彫刻の一生 という映像で、フォロンが語っています。
フランス語なので聴いてみて下さいね。
東京ステーションギャラリーは東京駅に直結している美術館なので、ものすごい暑さの日でも行きやすいです。
階段横にもポスターが貼ってありました。
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この時期、東京駅を利用する方は多いですよね。
9/23(月)まで開催しています。観に行ってみて下さいね!
公式サイトはこちらより
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